いびきの裏には怖い病気が潜んでいる可能性があります……
そもそもいびきの原因って?
日頃の生活習慣がカギ
SASは喉や首まわりの脂肪沈着が大きく関与しています。
喉周囲の脂肪が気道を狭くしてしまうからです。
鼻の疾患(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など)、喉の疾患(扁桃肥大など)がある人は鼻呼吸がしにくく、口呼吸になるケースがあります。
この「口呼吸」は鼻呼吸の時より咽頭が狭くなるため、上気道が閉塞しやすい状態にあります。その為、いびきや無呼吸になりやすいのです。
実はいびきをかく多くの方は、仰向けで寝ていらっしゃる方がほとんどです。
仰向けで寝ると舌根(舌の付け根)がのどの奥に落ち込み、上気道を塞ぎがちになる為いびきをかいてしまいます。
飲酒によるアルコールの摂取は、体中の筋肉を弛緩させてしまいます。
喉や首まわりの筋肉もアルコールを摂取することで緩んでしまい、上気道を狭まくし、いびきが生じてしまいます。
いびきの予防策
少しの意識でいびきを改善
いびきをかいている人の大半が仰向けで寝入ることが多く、それによって睡眠時無呼吸症候群になってしまう場合があります。
そのためにも、意識して横向きに寝るよう心掛けましょう。また、疲れとストレスがたまるといびきの回数も増え、音も大きくなりがちなので、仕事での疲れがたまっているなと感じる人は、無理のない範囲で規則正しい生活を送るようにしましょう。
そのためにも、意識して横向きに寝るよう心掛けましょう。また、疲れとストレスがたまるといびきの回数も増え、音も大きくなりがちなので、仕事での疲れがたまっているなと感じる人は、無理のない範囲で規則正しい生活を送るようにしましょう。
また、ダイエット・減量することが睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状を改善できる一つの手段でもあると言われています。アルコールを飲まれる方についても、就寝前にはできるだけ控えてもらうようお勧めしています。
- *鼻呼吸へ
- 口呼吸をしている人はまず、鼻や喉の疾患を治療することをお勧めします。ドラックストアで販売している鼻腔拡張テープを使用したり、口を絆創膏で閉じて鼻呼吸にすることも1つの改善方法です。ぜひ、お試しください。
- *睡眠時の体勢
- あごを引く姿勢は気道を狭くしてしまうので、首のうしろに枕を入れ、あごを上にあげる姿勢を心掛けましょう。なるべく、仰向けにならない様に横向きやうつ伏せで寝る工夫をしてみて下さい。
- *飲酒を控えましょう
- アルコールは血管拡張作用があるため鼻閉を引き起こし、鼻呼吸を阻害し口呼吸の原因にもなります。
しかし、肥満だけが原因ではなく、顔や首周り形態的特徴が強く関係しています。どのような、形態的特徴があるのかご紹介します。
CPAP治療法という方法も
生活習慣改善だけでは治らない方へ
CPAP(シーパップ:持続陽圧吸療法)とは、夜寝るときに鼻にマスクを着けて、圧力をかけることで喉の空気の通り道が塞がるのを防ぎ、気道を広げることによって睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。
数時間だけしか付けないけれど翌朝頭がすっきりしたと言う患者さんもいらっしゃいます。
副作用もほとんどなく安全であることから、現在の睡眠時無呼吸症候群治療法の中で、一番選択されている治療法です。
数時間だけしか付けないけれど翌朝頭がすっきりしたと言う患者さんもいらっしゃいます。
副作用もほとんどなく安全であることから、現在の睡眠時無呼吸症候群治療法の中で、一番選択されている治療法です。
メリットの多い治療法
CPAP療法は、睡眠時無呼吸の状態を改善するのに、非常に効果的な方法です。装置がコンパクトなため、持ち運びが可能であり、使用したその日に熟睡感が得られ、日中の眠気が軽減します。
睡眠障害で使用していた睡眠薬などの薬の服用量が減り、無呼吸・低呼吸・イビキが消失します。また、重篤な副作用がほとんどなく、様々な負担がとれるため、生活習慣病や合併症が改善されます。
睡眠障害で使用していた睡眠薬などの薬の服用量が減り、無呼吸・低呼吸・イビキが消失します。また、重篤な副作用がほとんどなく、様々な負担がとれるため、生活習慣病や合併症が改善されます。